WEBサイトのTOPページ(これが本当のホームページの意味です)を次々にみていると、SNSや自社WEBサイト外のブログ(アメブロなど)を一生懸命更新されていて、SNSのタイムラインが表示されていたり、ブログのタイトルを載せていたりするサイトが多いことに気が付きます。
その意図は何でしょう?
「更新している風にみせたいので、アメブロのタイトルを載せることはできますか?」
「Facebookのページのタイムラインを載せておいてください。」
なぜ、「更新している風」にみせたいのでしょうか?その意図はどこに?
そう聞くとそれはたぶん、
「だって更新していないと、何もしていない会社やお店だと思われるでしょう?集客したいから、がんばってブログを更新しているし、たった一部分だけでも変わっていくわけだし。」
というお答えが返ってくると思います。
この答えの一番の意図は実は「集客」です。でも、ブログやSNSを更新することと集客はしていると思いますが、SEO対策はしていません。
Googleのアップデート情報が間違って伝わっている?
みなさんもGoogleが更新していないと検索順位を下げるというウワサを聞いたことがあるのではないでしょうか?
この情報が正しく認識されずに、伝えられていることから「更新している風」でもやった方が良いとなんとなく理解されているように思えます。
2012年7月からGoogleは「低品質なコンテンツで構成されたWebサイトの検索結果の順位を下げ、良質なコンテンツで構成されたWebサイトが上位に掲載されるようにする」ことを目的とした通称「パンダアップデート」を頻繁にバージョンアップしています。
このパンダアップデートの初期に「定期的に更新されていないサイトは検索順位を下げる」というものも含まれていました。
この部分だけが伝わると、「更新されている風を装わなくてはならない」=「SNSのタイムラインや外部ブログのタイトルだけでも掲載しておけばOK」という間違ったSEO対策が一般的になっていたのだと思います。
それSEO対策ではありません
しかしこのSNSやホームページ外のブログを更新してタイムラインを表示することはSEO対策にはあまりなっていません。
間違わないでください。集客には役立っていることもあると思いますが、ホームページのSEO対策にはならないのです。
SEO対策は自社ホームページへの流入を増やすことが目的でもあります。
ホームページ外の外部ブログのタイトルを表示する方法では、タイトルをクリックするとその外部ブログに飛んでいきます。せっかく自社ホームページをお客様がみてくださっているのに、そこから外部に出すなんて直帰率や離脱率を高めるだけの行為です。
また、外部ブログに飛んだ後、元のホームページに戻るか?と言えばあまり戻らなかったりしませんか?
外部ブログに関しては、検索されやすいようにつけた「#(ハッシュタグ)」をクリックすると、そのブログと似たようなカテゴリーのブログまで表示してくれるので、他社・他店にリンクで飛び放題!なんていうことも起きてしまいます。
最初はSEO対策を兼ねていたはずなのに、いつの間にか「集客」だけに意識が向き、記事を更新することだけにとらわれてしまう。
これは本当によくあることです。
だけど、せっかく育てた外部ブログなのに…!
SNSでのいいねの数もそこそこある。ブログを毎日更新してきた。多くないかもしれないけれど定着した読者もいるようだ。
せっかく育てたブログやSNSを捨て去るなんて…!
しかし、SNSからホームページへリンクを貼ったとしても、nofollow(検索ロボットにリンク先は自分とは無関係であると教える呪文)がついているので、SEO対策にならないことが現状です。
根本対策は自社サイト内の更新情報
では、SEO対策にもなり、ペナルティを受けない方法はといえば、やはり自社サイトでブログ相当を置いて更新していくことです。
自社でブログを更新するには、やはりCMSを使うことが簡単です。
CMSはブログのように記事の部分だけを書けば良いので、ワープロソフトが使える人であれば誰でも更新できます。
また、弊社が得意としているCMS WordPressを使用すれば、スマホからでも更新ができます。
なお、自社サイトでブログを更新していくというと、「今日の作業」的な施工現場紹介の短文のブログをアップしてしまうケースが見受けられますが、あれもまたSEO対策にはなりません。
» 「ブログってやった方が良いんですよね?」 読み手の利益と検索ロボット
ブログの更新も簡単に!WordPressでホームページを作りませんか?
プロフィール
- 株式会社東芝にてソフトウェア開発11年、サスペンションメーカーの広報6年、国立大学情報システムセンター非常勤職員、個人事業主を経て、2016年9月に株式会社アールジャパンとして法人化。WordPressに特化したWEBシステムの開発に携わる。Microsoft Visual Basic®のプログラミングに関する著書が9冊、そのうち一部は国立図書館に寄贈されている。色彩検定1級、Shoplifyパートナー。趣味は手芸一般。編み物歴、洋裁歴は四半世紀以上。神奈川県中小企業家同友会 広報委員会副委員長・編集長。
最新の投稿
- WEBサイト発注入門2024年6月28日できるWEB担になろう!ホームページ修正依頼のコツ
- 経営者向け2024年4月27日WEBにおける合理的配慮とは
- ライティング2024年4月10日生成AIで記事をまるっと作成をオススメしない理由
- 経営者向け2024年3月22日経営指針の見えるWEBとは