2015年8月22日に横浜・山下公園付近でScratchで作る「おばけ退治ゲーム」プログラミング体験ワークショップを開かせていただくのですが、iPadなどのタブレット端末で動かないという少し困った問題がありました。

お問い合わせをいただき、調べたところ、ScratchをAndroidやiOS搭載機器で動かす方法がわかりました。
お子さまに早期プログラミング教育をしたいという方には、ちょっと朗報なのかもしれません。

Puffin Web Browser

Android、iPadといったタブレットでScratchを動かすことはできませんか?というお問い合わせをいただき、調べたところ、Puffin Web Browser というアプリがありました。

このアプリ、うちの息子もはまっている「艦これ」のユーザーの方には有名だったようです。

無料版と有料版があり、無料版は下の方に広告が表示されますが、Scratchを動作させるには何の問題もありません。

インストール

PlayストアやApp Storeで「Puffin Web Browser Free」を検索します。Academyバージョンもあるようなのですが、こちらは学生でないので、ためしていません。

Scratchにアクセス

Scratchのサイトにアクセスします。

Scratchのサイトが表示されます。「やってみる」をクリック(タップ)します。

通常のブラウザならば、こんな感じにFlashが使えないという画面になり、Scratchの操作ができません。

しかし、Puffin Web Browserなら、Scratchのプロジェクト画面が表示されます。

マウス操作

Scratchはドラッグで部品をスクリプトエリアに移動させて、プログラミングをしていきますが、ドラッグが少し厄介です。

scratch

画面の左下のマウスの絵をタップすると、トラックパッドが表示されます。
トラックパッドでマウスカーソル(白い矢印)を動かしてタップするとクリックしたことになります。

ドラッグの場合は、マウスを目的の場所まで持って行き、長押しするとマウスが手のマークに変わります。手のマークを移動するとドラッグができるという感じです。

2015年8月17日現在、iDeviceのPuffinは、ドラッグするのに長押しすると青い円が表示された後に手のマークになりますが、Android側は青い円が表示されません。

でもスマホではオススメしません

スマホでは横長にしても縦長にしても、Scratchの画面が小さすぎて、これでプログラミングをやろうという気持ちにはなかなかなりませんが、タブレットならばもう少し見やすいのではないかと思います。

もちろん、Scratch以外でFlashで動くゲームなどに使うことができます。
楽しんでプログラミングをしてみてください。

プロフィール

荒岩 理津子
荒岩 理津子株式会社アールジャパン 代表取締役
株式会社東芝にてソフトウェア開発11年、サスペンションメーカーの広報6年、国立大学情報システムセンター非常勤職員、個人事業主を経て、2016年9月に株式会社アールジャパンとして法人化。WordPressに特化したWEBシステムの開発に携わる。Microsoft Visual Basic®のプログラミングに関する著書が9冊、そのうち一部は国立図書館に寄贈されている。色彩検定1級、Shoplifyパートナー。趣味は手芸一般。編み物歴、洋裁歴は四半世紀以上。神奈川県中小企業家同友会 広報委員会副委員長・編集長。