WEBからのお問い合わせを増やすには?
「WEBサイトを公開しているのに、お問い合わせがほとんど来ない…」
そんなお悩みを抱える中小企業の経営者やWEB担当者の方は少なくありません。
その背景には、“見つけてもらえない → 問い合わせにつながらない → 売上が伸びない” という悪循環があります。
つまり、SEO(検索で見つけてもらえる仕組み)と、問い合わせにつながる導線や情報設計は表裏一体なのです。
ここでは、中小企業サイトで特によく見られる5つの原因をご紹介します。
よくある5つの原因とは?
1. スマホ対応が不十分
今の時代、スマホからのアクセスが当たり前になっているにもかかわらず、意外と多くの中小企業サイトがここでつまずいています。
今やユーザーの多くはスマホから情報を探しています。
文字が読みづらい、ボタンが小さい、画面が崩れているといった不便さがあると、せっかく訪れた見込み客も数秒で離脱してしまいます。
一方で、スマホで快適に使えるように改善すると状況は大きく変わります。
ページの滞在時間が伸び、問い合わせフォームまでスムーズに誘導できるようになり、コンバージョン率の向上が期待できます。
さらにGoogleは「モバイルファースト」を評価基準にしており、スマホ対応を強化することで検索順位アップにも直結します。
つまり、スマホ対応を見直すだけで「見つけてもらえるチャンスが増える → 問い合わせが増える → 売上につながる」という好循環を作り出せるのです。
2. 強みや実績が伝わっていない
“うちの良さは知ってもらえばわかる”と思っていても、実際には「何をしている会社なのか」「どんな実績があるのか」が十分に伝わっていないケースが非常に多いのです。
取引先や事例が掲載されていなければ、“本当に任せても大丈夫か?”という疑念を生み、問い合わせをためらってしまいます。
さらにユーザーは必ず複数社を比較検討します。実績やお客様の声をしっかり発信している競合に対し、情報が整理されていない会社は候補から外されやすくなります。
そしてこの問題はSEOの観点でも大きな問題です。Googleは「専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)」を重視しており、強みや実績をきちんと発信しているかどうかが評価に直結します。情報が不足していると、検索順位が下がり、そもそも「見つけてもらえない」状態に陥ってしまうのです。
加えて、今後はAIO(AI最適化)の視点も欠かせません。
生成AIやAI検索は公開情報をもとに企業を紹介します。
実績や強みが整理されていなければ、AIに取り上げられず、ユーザーの目に触れる機会が激減します。
つまり「強みや実績の発信」は、
- ユーザーから信頼される
- 競合比較で選ばれる
- Googleに評価される
- AIに取り上げられる
という未来の集客基盤そのものなのです。
3. 問い合わせ導線が分かりづらい
アクセスはあるのに問い合わせにつながらない…その背景には、導線の分かりにくさという単純だけれど大きな落とし穴があります。
問い合わせボタンが目立たない位置にあったり、フォームの入力項目が多すぎたりすると、ユーザーは途中で諦めてしまいます。これは「あと一歩で問い合わせにつながる」チャンスを自ら逃している状態です。
逆に、導線を整理して「問い合わせはこちら」と一目でわかるように配置したり、フォームを簡単にするだけで、問い合わせ数は大きく改善します。
導線改善は費用対効果が高く、最も早く成果が出やすい取り組みのひとつです。
4. 情報が古いまま放置されている
数年前に作ったまま更新が止まっているサイトは少なくありませんが、これが問い合わせ減少の原因になっているケースは想像以上に多いのです。
更新が何年も止まっているサイトは、ユーザーに「この会社は今も活動しているのだろうか?」という不安を与えます。古い情報は信頼を失い、問い合わせ減少につながってしまいます。
しかし、最新の活動や実績を定期的に更新すれば、「今も動いている会社だ」という安心感を与え、信頼が回復します。さらにGoogleは新しい情報を評価するため、検索順位の改善にもつながるのです。
つまり、更新は小さな手間で大きな成果を生む投資と言えます。
5. SEOや集客の仕組みが弱い
“良いサービスを提供していれば自然と問い合わせが来るはず”と思っていても、実際には集客の仕組みが整っていなければ見つけてもらえません。
検索からの流入が少なければ、どれだけ良いサイトでも問い合わせは増えません。特にキーワード設計や集客の仕組みが弱いと、ユーザーに「見つけてもらえない」状態になってしまいます。
一方で、狙うべきキーワードを整理し、コンテンツや導線をSEOの観点から整えると、検索からの流入が増え、問い合わせの“入口”そのものが広がります。
また、広告やSNSと組み合わせて集客導線を設計すれば、安定して見込み客が流れ込む仕組みをつくることができます。
課題(原因) | 放置すると… | 改善すると… |
---|---|---|
スマホ対応が不十分 | スマホユーザーがすぐ離脱、Google検索順位も低下 | 滞在時間UP・CV率向上・SEO改善 |
強みや実績が伝わっていない | 信頼されず、比較検討で競合に埋もれる | 信頼獲得・選ばれる確率UP・SEO/AIO評価向上 |
問い合わせ導線が分かりづらい | 「あと一歩」で離脱し、機会損失 | 問い合わせ率が即改善・費用対効果大 |
情報が古いまま放置 | 「活動していない会社?」と不安を与える | 信頼回復・最新性でSEO評価UP |
SEOや集客の仕組みが弱い | 「見つけてもらえない」状態に陥る | 流入増加・問い合わせ入口拡大・安定集客 |

ここが変われば結果も変わる
5つの原因はどれも、ひとつだけで問い合わせを止めてしまう大きな要因になり得ます。
しかし実際には、複数の課題が同時に絡み合っているケースがほとんどです。
例えば「スマホ対応が不十分」かつ「問い合わせ導線が分かりづらい」といった状態では、改善しても成果が限定的になりがちです。
大切なのは、自社にとってどの課題を優先的に改善すべきかを見極めることです。
また、「SEOだけ」「デザインだけ」といった部分的な改善では十分な効果が出ません。
サイト全体を整理し、総合的に最適化することが、結果を大きく変えるカギになります。
だからこそ、第三者視点で現状を整理し、優先順位をつけて改善することが成果につながります。
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第三者の目線でサイトをチェックし、
- どの原因が当てはまるのか
- 優先的に改善すべきポイントはどこか
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を具体的にご提案します。
「見つけてもらえなければ問い合わせは来ない」
この当たり前のことをクリアするのが、売上アップの第一歩です。
自社の課題がどこにあるのか、一度立ち止まって確認してみませんか?